
Frantisek_Krejci / Pixabay
「母乳育児中は、乳腺炎に注意!」と言われても、具体的にはどんな症状があるのか、ご存知ですか?
知らず知らずのうちに、実は乳腺炎になっているかもしれません。
乳腺炎の初期症状
乳腺炎には、初期症状があります。
以下の項目に当てはまるかどうか、チェックしてみてください!
- おっぱいが熱を持っている
- おっぱいにしこりができる
- おっぱいが張ってガッチガチ
- おっぱいに赤みがある
- 乳首に痛みがある
- おっぱいを押すと痛く感じる
- 乳頭に白いものが残っている
いかがでしたでしょうか。
何か1つでも当てはまる症状があると、乳腺炎になりかけているかもしれません。
進行してしまった乳腺炎
初期の段階で乳腺炎だと気付かず、もしくは気付いていても適切に対処をしていないと、症状が進行して悪化します。
悪化した乳腺炎の症状は、
- 授乳など何もしなくてもおっぱいが痛い
- 腕を上げたり体を動かすとおっぱいが痛い
- 発熱し、寒気や関節痛がある
- 頭痛
といったものです。
特に頭痛や発熱は、寝不足や風邪と勘違いしやすいですが、判断の目安は、おっぱいが張っていたり熱を持っていたりと何かしらの異常があることです。
特に、38度以上の発熱がある場合は、すぐに病院に行きましょう。
病院については、こちら。
乳腺炎の対処法
乳腺炎になっているようだ、と気づいたら、どうしたら良いのでしょうか。
対処法を見ていきましょう。
授乳回数、授乳時間を増やす
一番の対処法は、赤ちゃんに吸ってもらうこと!
これにつきます。
赤ちゃんの月齢によりますが、授乳回数を増やしたり、授乳する時間を長めにして、赤ちゃんに吸ってもらうことです。
乳腺炎の時は、授乳するのも痛かったり、授乳後が痛かったりしますが、母乳を出す以外に治る道はありません。
自分で搾乳するのって、時間がかかる割に案外出ないんですよね。
やっぱりここは、おっぱいから母乳を出すプロである赤ちゃんに頼りましょう。
冷やす
おっぱいが熱っぽい時は、冷やすと良いです。
オススメは、冷却シートとキャベツ湿布です!
冷却シートで冷やす
冷却シートは、熱さまシートとか色々市販されていますよね。
体を動かしても冷却シートならずれることもないので助かります。
キャベツ湿布で冷やす
キャベツ湿布は、文字通り野菜のキャベツの湿布です。
キャベツを1枚ペリッと剥がしてさっと洗い、おっぱいに当てるだけ!
冷却シートは貼った瞬間に「ヒヤッ!冷た!」という感じ。
キャベツ湿布は当てた瞬間こそ「野菜を体に当てるとは・・・。」という感じですが、冷却シートよりやんわりと優しく冷やしてくれます。
ただし、キャベツ湿布はすぐぬるくなってしまうのが難点です。
それでも私は冷却シートよりキャベツ湿布の方が好きでした。
保冷剤で冷やす時の注意点
保冷剤をタオルで巻いておっぱいに当てて冷やすこともできます。
ただし、保冷剤を直接おっぱいに当ててしまうと、冷やし過ぎて良くないので気をつけましょう。
私も保冷剤で冷やそうとしましたが、体を動かすたびにずれてしまって保冷剤が行方不明になること数回。
保冷剤で冷やすのは、横になって寝る時が良さそうです。
ハーブティーやお茶
”ごぼうし”を煎じて飲むと良いそうです。
ごぼうしとは、ごぼうの種のことです。
「さすがにごぼうしを煎じて飲むのはハードルが高い。」と思われる方には、ごぼう茶やタンポポ茶がオススメです!
ごぼう茶やタンポポ茶は血をサラサラにしてくれます。
「母乳分泌抑制ブレンド」や「ミルクスルーブレンド」などのハーブティーも販売されています。
詳しくは、こちら。
ごぼう茶の味は、ごぼう汁
ごぼう茶はスーパーやドラッグストアでも販売されていますし、手に入りやすいです。
どんなものかと試して見ましたが、正直な感想は、
「どこが”お茶”?!!ごぼう汁じゃん!ただのごぼうを煮出した汁じゃん!」
でした。
メーカーにもよると思いますが、その名の通り、ごぼうのお茶なので、味はごぼうです。
タンポポ茶の味は
妊娠するとよく聞くと思われる”たんぽぽコーヒー”や”タンポポ茶”。
タンポポ茶も試しましたが、感想は
「あったかい麦茶。」
少し濃い麦茶のようでした。
正直ごぼう茶単体では飲めなかったので、タンポポ茶とブレンドして飲んでました。
2週間くらい飲んでたんですけど、あまり改善されなかったので、ハーブティーに移行しました。
食事に気をつける
油っぽい食事は乳腺が詰まってしまう原因となります。
どれだけ油っぽい食事をしても乳腺炎にならない人もいますが、体質の違いでしょうか。
油っぽい食事はお母さんの血液をドロドロにしてしまい、結果母乳もドロドロになりやすく乳腺が詰まってしまう原因となるんです。
乳腺炎になっている時や、なりかけている時は、揚げ物や高カロリーな食べ物を避けるようにしましょう。
根菜類、豆腐や豆類、海藻類は、血液をサラサラにしてくれるのでオススメです!
旦那に頼む
実は、旦那さんにおっぱいを吸ってもらうことも、ありです!
少し恥ずかしいかもしれませんが、要は吸うのは赤ちゃんだけとは限られてないということです。
まとめ
乳腺炎の症状と対処法について見てきました。
意外と、「あ、当てはまるかも。」というお母さんが多いかもしれませんね。
「これくらい大丈夫だろう。」と思わずに、悪化する前に早めに対処するようにしましょう。
経験上、悪化するのは本当早いですよ。