子供が生まれてしばらくして直面するのが、保育園・幼稚園の入園準備。
手芸が趣味の私が初心者の方にもおすすめの家庭用ミシンをご紹介します。
我が子の入園準備のために、ミシンを購入しよう!と思う人も多いはずです。
実際にミシンで小物を作る私のおすすめは、2万円以上の家庭用ミシンです。
ミシンだけは、下手に安物を買うと後悔するのでご注意ください!
※2018年版から、2019年4月に2019年版に更新しました。
家庭用ミシンの種類、機能、予算、おすすめは
家庭用ミシンの種類や機能、予算についてみていきましょう。
家庭用ミシンの種類
家庭用ミシンの種類は大きく分けて、コンピューターミシン、電子ミシン、電動ミシンの3種類あります。
そのほか、ロックミシンや職業用ミシンなどがあります。
・コンピューターミシン
現在の主流はコンピューターミシンです。
上下運動や糸調子などをマイクロコンピューターで制御し、ゆっくりでもパワーがあるのが特徴。
・電子ミシン
上下運動や速度調節などを電子回路で制御するミシンです。
・電動ミシン
電気を使って動くけれど、電子制御ではないミシンのことです。
速度がないとパワーが出ないので、厚手生地には不向き。
・ロックミシン
布端処理をする、かがり縫い専用のミシン。
家庭用ミシンのジグザグ縫いでの布端処理に不満が出てくると欲しくなるのがロックミシンです。
・職業用ミシン
直線縫い専用のミシンです。
家庭用ミシンの縫い上がりや貫通力に物足りなくなってきた人が欲しくなるのが職業用ミシンです。
凝り性の人は、おそらく職業用ミシン+ロックミシンの2台持ちなんだと思いますが、
それはそれで羨ましい。
家庭用ミシンのおすすめ機能
家庭用ミシンは、お値段が高ければ高いほど便利機能がたくさん搭載されています。
なので、「この機能欲しいな。」と欲張りすぎると予算は5万円を超えてしまいます。
家庭用ミシンのおすすめ機能は、以下の8つです。
- 自動糸調子機能
- 自動針糸通し機能
- 自動糸切り機能
- 下糸クイック機能(下糸を引き出す必要なし)
- 止め縫い機能
- 糸切り検知機能(糸が切れると自動停止する)
- 自動ボタンホール機能
- 文字縫い機能
おすすめ機能の詳細と個人的意見
自動糸調子機能は、ミシンが糸調子を自動で行ってくれるのでかなりおすすめの機能です。
ミシン初心者の方は、必ずこの自動糸調子機能が搭載されているミシンを選びましょう。
自動針糸通し機能は、ミシンによって機能差があります。
自動糸切り機能はあると非常に便利!
ボタン一つで縫い終わりの糸をミシンが切ってくれるので、ビーッと布を引っ張ってミシン裏のカッターで切る必要も、糸をあとで切る必要もなくおすすめです。
下糸クイック機能も糸切り検知機能も使ったことがないのですが、あると便利そうで羨ましいです。
その一手間がなくなるとより便利!という感じですね。自動糸切り機能もですが。
糸切り検知機能はシンガーミシンの限られた機種にしかなかったと思われます。
自動ボタンホール機能は確かに便利ですが、私はあまりというか全然使いません。
文字縫い機能は搭載されているミシンの方が珍しいですが、出来栄えが文字同士が繋がっていることが多いです。
家庭用ミシンの予算は

stevepb / Pixabay
家庭用ミシンは1万円以下で買えるものもあれば、10万円近くするミシンもあります。
ピンキリです。
しかし、他の家電と異なりお値段相応なのがミシンの特徴で、安いとそれなり、高いと機能がたくさん搭載されていて質も良いです。
ミシン初心者の人には予算4万円程度をみていただくと良いかと思います。
5万円予算があると余裕。
「よくわからないから便利おすすめ機能が全部搭載されているミシンが欲しい。」という方は、6万円くらい予算があると選びたい放題です。
1万円台でも家庭用ミシンは販売されていますが、そのほとんどが自動糸調子機能が搭載されていません。
昔ながらのミシンが欲しい人や、糸調子は自分でできるという人なら扱えると思いますが、ミシン初心者は避けた方が無難です。
家庭用ミシンの予算別おすすめ7選 (2019)
家庭用ミシンでおすすめのコンピューターミシンを7つ厳選してみました。
値段が低いミシンから順番にご紹介しますが、やはり1番のおすすめは最後にご紹介するミシンです!
ミシン初心者の方も、中級者以上の方も、是非ご参考にしていただければ嬉しいです。
おすすめ7選のミシン全て、自動糸調子機能が搭載されています。
ジャガー MM-115P (2万円程度)
自動糸調子機能と必要最低限の機能でコストを抑えたい人におすすめのミシンです。
おすすめ機能
- 自動糸調子機能
- 自動糸通し
- 止め縫い
- 7枚送り歯
- 縫い模様30種類
自動糸切り機能や下糸クイック機能はありませんが、2万円弱でこれだけ機能が揃っている自動糸調子機能搭載のミシンはなかなか見かけません。
美心工房さん限定モデルミシンのようです。
ワイドテーブル、フットコントローラー付き。
サイズ:376×197×301mm、 重量:6.8kg
ジャノメ JN-810 (3万円程度)
3万円程度のミシンで自動糸切り機能付きのミシン、ジャノメ JN-810です。
おすすめ機能
- 自動糸調子機能
- 自動糸切り機能
- 7枚送り歯
- ワンアクション糸通し
- 止め縫い機能
- 縫い模様20種類
お値段お手頃な割には機能が充実しているミシンでおすすめです。
ワイドテーブル付き。
サイズ:406×184×298mm、 質量:5.6kg
シンガー SN24Sai (3万円程度)
刺しゅう機なしで家庭用ミシンで文字縫いをしたい人におすすめなのは、シンガーのSN24Saiです。
入園準備のために、刺繍ができると名前が刺繍できるのがうれしいですね。
おすすめ機能
- 自動糸調子機能
- 自動針穴糸通し
- 簡単下糸セット
- 7枚送り歯
- 全自動ボタンホール
- 止め縫い
- 縫い模様が207種類
何と言っても縫い模様が207種類もあるのが特徴で、ひらがなと「年」「月」などの17文字の漢字も刺しゅうすることができます。
シンガーSN777DXも同様に文字刺しゅうができるミシンですが、SN777DXは自動糸調子機能がありません。
ワイドテーブル、フットコントローラー付き。
サイズ:404×188×298mm、 重量:5.8kg
ブラザー LS700 (4万円程度)
家庭用ミシンおすすめ3つ目は、4万円程度のブラザーLS700です。
おすすめ機能
- 自動糸調子機能
- 自動糸切り
- 止め縫い
- スーパー糸通し
- 6枚送り歯
- 下糸クイック
模様が16種類と少し少なめですが、4万円程度で自動糸切りと下糸クイック機能を搭載しているのはおすすめなところです。
フットコントローラー付きです。
サイズ:435×201×201mm、 重量:7.5kg
シンガー モナミヌウ+ SC217/SC227 (5万円程度)
おすすめ家庭用ミシンの2つ目は、5万円程度のシンガー モナミヌウ+SC217です。
おすすめ機能
- 自動糸調子機能
- 自動糸切り機能
- 自動針穴通し機能
- 止め縫い機能
- 自動ボタンホール機能
- 7枚送り歯
- 下糸らくスルー
- 糸切れ検知
自動糸調子機能はコンピューター制御の高精度!静音設計なのでミシン音を気にされる方にもおすすめです。
刺しゅう機EU-2を取り付けることができるミシンなので、別途購入して刺しゅうを楽しむこともできます。
ワイドテーブル、フットコントローラー付属。
サイズ: 439×195×287mm、 重量:7.7kg
ジャノメ MP580MSE (5〜6万円)
私が1番におすすめするのが、こちらのジャノメMP580MSEです。
「高くても機能が充実しているミシンが欲しい!」「押え圧調節ができるミシンが欲しい。」という人におすすめします。
「ミシンよくわからない」と言う人は、とりあえずこのミシンの購入をおすすめます。
おすすめ機能
- 押え圧調節6段階
- 自動糸調子機能
- 自動糸切り
- 止め縫い
- 7枚送り歯
- 自動ボタンホール
- 下糸クイック
- ワンアクション糸通し機能
- 縫い模様50種類
お値段だけあって便利機能がこれでもかと搭載されています。
ミシン本体に設置できるピンクッション付き。
サイズ:406×177×302mm、 重量:6.3kg
初心者は高いミシンがおすすめ!用途別の選び方は
おすすめ7選のミシンをご紹介いたしましたが、「結局どれを買えば良いかわからない。」と思った方も多いはず。
用途別にご紹介したミシンを個人的に振り分けるとこんな感じです。
お値段も機能もそれなり → ジャノメ JN810、 ブラザーLS700
刺しゅうをミシンで本格的にしたい → シンガー モナミヌウ+SC217
お値段高くても機能を充実したい → ジャノメ MP580MSE
お値段安く → ジャガーMM-115P
ミシンは、「安物買いの銭失い」になりかねない家電で、安くて丈夫高機能はありえません。
5年とか10年とか長いスパンで使用するものなので、少し奮発してでも、納得するミシンを探してみてください。
後悔先に立たず、でも買い換えることも難しいのがミシンです。
私は5年くらい前に4万円くらいのシンガーのモナミヌウシリーズを購入しましたが、
今思うと下糸クイックがあると便利だろうな、とも思っています。
なくても問題ないので、便利さの問題ですね。
お子さまの入園、入学を機に、ミシンで手作りしみましょう!
きっとお子さまもママ、パパの手作り品を喜んでくれるでしょう。