見守りカメラ(ネットワークカメラ)は、インターネット回線を利用して離れた場所でもスマホでカメラの映像を確認することができます。
離れて暮らす高齢の親(介護のため)や、別の部屋で過ごす赤ちゃん、お留守番をしている子供やペットの様子を知るために非常に便利です。
今回は、見守りカメラの選び方やおすすめランキングについてご紹介していきます。
見守りカメラ(ネットワークカメラ)とは
見守りカメラ(ネットワークカメラ)とは、カメラにコンピューターが付いています。
インターネット回線に接続することで、カメラの映像や音声を送信することができるので、離れている場所にいてもカメラを設置した場所の映像と音声をスマホやパソコンで確認することができます。
離れて暮らす高齢の親の様子がスマホでパッと確認できるのは安心ですよね。
見守りカメラのおすすめの使い道は、介護とお留守番
ある日、祖母を介護している母が「ネットワークカメラを導入してみたの。」とのこと。祖母は故あって一人暮らしの認知症。要介護2だけれど受け入れ施設がなく待機中のため、祖母の様子を見るための対応策でネットワークカメラを導入してみたそうです。
実際に、iPhoneで見守りカメラ(ネットワークカメラ)の映像と音声を見させてもらいましたが、祖母の様子が高画質とはいかないまでも充分わかるくらいには映し出されていました。
マイクとスピーカー付属のネットワークカメラにしたそうなので、緊急時にスピーカーで話しかけることがあるのだとか。(電話を取ってくれないため。)
見守りカメラは、
- 離れて暮らす年老いた親(介護のため)
- 別の部屋で過ごす赤ちゃん
- お留守番をしている子供
- お留守番中のペット
の様子を確認するのに非常に便利なツールです。
もちろん防災面でも役立ちます。
旦那は「スピーカー越しに、祖母宅に取り付けたアレクサやOKグーグルにエアコンとか電気とかのON/OFFを命令できると面白そう。」とか言ってましたけど、試してみる価値はあるかもしれません。(お年寄りはエアコン嫌いが多そうなイメージですし。)
見守りカメラで介護、命拾いした実例
実際に母が祖母の部屋に見守りカメラを導入してからの話ですが、ある夜、夜中になっても祖母の部屋の電気がつけっぱなしになっていたそうです。
トイレかお風呂かと思って、しばし待ってみたが祖母の姿が一向に見えない。
首振り機能が付いているので、まんべんなくカメラをふってみても祖母の姿が見当たらない。
嫌な予感がした母は、祖母の家近くの警察の方にお願いをして(夜遅くだったためケアマネに連絡できなかったらしい。)祖母の様子を見てもらえるように頼み込んだそうです。
そうしたら、ベランダで足をくじいたのか倒れて動けなくなっていた祖母を警察の方が発見してくれたとのこと。
見守りカメラがなかったら、ずーっとケアマネさんが来るまでベランダで倒れたままになっていたところでした。
暑くも寒くもない時期だったのと、足の具合もさして問題ではなかったので良かったですが、これが猛暑の日だったら脱水症状を起こしかねませんし、雪の降るような寒い日だと凍死の危険さえあります。
見守りカメラ、おすすめの機能は
見守りカメラには機種によって搭載されている機能が異なります。
見守りカメラの機能
- 首振りできる/できない
- マイク、スピーカーが付いている/付いていない(音声対応)
- 暗視対応
- 録画先がSDカード/microSDカード/NASなど
- 動作検知
- 音センサーや人感センサー、温度センサーなどのセンサー
ペットの様子見用であれば、音声対応はなくても大丈夫でしょう。
介護やお子さま用に使用するのであれば、音声対応が安心です。
日中の留守中の監視のみであれば暗視対応はなくても大丈夫ですが、離れて暮らす親の介護用であれば暗視対応ができるとより安心です。
首振りは、部屋の大きさによって2台カメラで対応すべきか、首振りでカバーできるかによって変わってきます。
ほとんどの見守りカメラがスマホ対応で、スマホで映像や音声を確認することができます。
機種によってパソコンはWindows専用ソフトしかないものもありますので、パソコンの対応OSは事前に確認するようにしましょう。
買ってはいけない見守りカメラがある!要注意で危険

ndemello / Pixabay
買ってはいけない見守りカメラ、ネットワークカメラがあります。
「ネットワークカメラ ハッキング」と検索すると、過去の事例が検索できます。
ハッキングにあってしまうと、勝手にカメラを操作されてしまい、映像や音声も全て流出し、名前や住所などが書かれた手紙が映されていれば身元までバレてしまいます。
在宅しているかもカメラを通して丸わかりになってしまいますので、見守りカメラのセキュリティはしっかりとしておく必要があります。
アマゾンなどでも普通に販売されていますが、他国メーカーのネットワークカメラは避けた方が無難です。
正直、アマゾンのレビュー、口コミはサクラが紛れていることがあってアテにならないことがあります。多少お値段高くても、日本メーカーのネットワークカメラがおすすめです。
見守りカメラ 設置方法は?
まずは、取り付ける家にインターネット回線が必要となります。高齢の方の家にはネット回線がないかもしれませんので、ない場合は契約して開通してください。
- カメラをコンセントが届いて、かつ部屋が見渡せる天井付近に取り付けます。
- カメラ本体にネットワークケーブルを接続し、反対側をネット回線のルーターなどに接続します。
- 実際に映像を確認するスマホやパソコンに専用ソフトをインストールして設定します。
見え方や音声の良し悪しを確認して終了です。
無線LANで接続できる見守りカメラも多いですが、頻繁に行き来できない場所に取り付ける場合は有線LAN接続が無難です。
一度母も祖母の見守りカメラの接続が途切れてしまったことがあって、でもすぐに駆けつけることができない距離で右往左往したことがありました。
見守りカメラ(ネットワークカメラ)2018おすすめランキング5選
ここでは、屋内用のおすすめ見守りカメラ(ネットワークカメラ)のランキングをご紹介していきます。
すべて日本メーカーの見守りカメラです。海外メーカーはセキュリティ面を考慮して口コミが良くても除外しました。
おすすめランキング5位:PLANEX CS-QR30F
見守りカメラのおすすめランキング5位は、PLANEXのCS-QR30Fです。
おすすめ機能
- Google Home/Amazon Alexa対応
- 200万画素、高画質フルHD
- 暗視タイプ
- 動体検知
- マイクとスピーカー装備
- 無線LAN専用モデル
- 首振り機能搭載(パン320度、チルト35度)
<おすすめポイント>
PLANEXのCS-QR30Fは、200万画素と高画質で、動体検知センサーと暗視での撮影が可能です。首振り機能搭載なので、広い範囲をカバーしてくれておすすめです。
専用アプリ「スマカメ」で起動したらすぐに映像を確認することができます。
内臓マイクとスピーカーのおかげで離れた場所から話しかけることも可能ですし、音声も録画の際に録音することができます。
無線LAN専用ですので、遠方のすぐに行けない距離での設置はおすすめできません。
おすすめランキング4位:IO DATA qwatch TS-WRFE
見守りカメラおすすめランキング4位は、I-O DATAのqwatch TS-WRFEです。
おすすめ機能
- 180°のパノラマビューで部屋全体を見守ることが可能
- スタンド、壁掛けどちらも設置可能
- パソコンでの視聴の際は拡大ズームが可能(スマホでは操作不可)
- 有線LAN/無線LAN
- マイク内臓
- 300万画素
- 動き検知
- 返金保証
- microSDカード(別売り)
<おすすめポイント>
300万画素の180°パノラマビューなので、広い範囲を首振りなしで見守ることができます。
暗視機能がありませんので、日中に高画質で確認したい人におすすめです。(もしくは夜は寝るので監視しないと割り切れる方に。)
おすすめランキング3位:Panasonic KX-HC600K-W
見守りカメラおすすめランキング3位は、PanasonicのKX-HC600Kです。
屋外カメラや部屋の中に複数台のカメラを設置したい場合に、ホームユニット経由で接続一括管理ができるのでおすすめです。
おすすめ機能
- 大手メーカーものという安心感
- 首振り機能付き(左右360°、上下約90°)
- 温度センサー、動作検知、音センサーを搭載
- 撮影位置を登録可能
- マイクとスピーカー搭載
- スケジュール録画が可能
- ホームユニットを使用して無線LAN接続
<おすすめポイント>
ホームユニットを経由しての無線LAN接続なので、設置位置をあまり気にする必要がなさそうなのがおすすめです。
ただし、画素が30万画素なのが少しおすすめではないところです。
介護よりは、ペットやお子さまのお留守番用におすすめです。
おすすめランキング2位:PLANEX CS-QR20
見守りカメラおすすめランキング2位は、PLANEXのCS-QR20です。
お値段安い見守りカメラを設置したい人におすすめです。
おすすめ機能
- Google Home/Amazon Alexa対応
- 100万画素
- 暗視タイプ
- 動作検知
- マイク内臓(スピーカーは無し)
- 有線LAN/無線LAN
<おすすめポイント>
このPLANEXのCS-QR20は、安くてそれなりの機能が搭載されているコスパの良い見守りカメラです。
首振り機能はありませんし、画像も100万画素ですが、一応100万画素であれば安否確認には問題ないレベルです。
専用アプリ「スマカメ」を起動するだけですぐに映像を確認することができます。
録画は「スマカメPro」(Windows専用アプリケーション)を使用すればPCやNASにできます。
おすすめランキング1位: IODATA Qwatch TS-WRLP
見守りカメラのおすすめランキング1位は、I-O DATAのQwatch TS-WRLPです。
microSDカードに録画できて、センサー搭載、200万画素、LANも有線/無線どちらでも接続可能な見守りカメラです。
おすすめ機能
- 200万画素(1920×1080)フルHD画質
- 5つのセンサー搭載(動作検知、人感、音、気温、湿度)
- カメラとスピーカー内臓
- 高感度CMOSセンサーで薄暗い場所でも撮影可能
- 有線LAN/無線LAN
- ペイバック保証
- microSDカード(別売り)
<おすすめポイント>
I-O DATAのQwatch TS-WRLPは、首振り機能はありませんが200万画素フルHD画質の見守りカメラです。
有線LAN/無線LANどちらでも接続可能なので、臨機応変にネット接続することができます。
ペイバック保証は、万一ネットワークにつながらなかったら購入代金を返金してくれる保証のことです。ネットワークトラブルはよくあることなので、保証があるのはおすすめですね。
見守りカメラ、日本メーカーか気になる人向け
調べた時のメモ用です。見守りカメラ(ネットワークカメラ)のメーカーがどこの会社かを調べた時のものです。
パナソニックは有名どころなので書いてませんし、全部のメーカーは網羅していません。
PLANEX(プラネックス)(スマカメ)
プラネックスコミュニケーションズ株式会社
本社所在地:東京都渋谷区
設立:平成7年7月
代表者:久保田 克昭
I-O DATA
株式会社アイ・オーデータ機器
本社所在地:石川県金沢市
設立:昭和51年1月
代表者:代表取締役会長 細野 昭雄
ELECOM
エレコム株式会社
本社所在地:大阪府大阪市
設立:昭和61年5月
代表者:取締役社長 葉田 順治
マスプロ
マスプロ電光株式会社
本社所在地:愛知県日進市
設立:昭和30年
代表者:端山 佳誠
サンワサプライ
サンワサプライ株式会社
本社所在地:岡山県岡山市
設立:昭和26年
代表者: 代表取締役社長 山田哲也
見守りカメラで介護や子供、ペットの状況を確認して安心したい

FuSuSu / Pixabay
母が祖母の介護をしていますが、なかなか介護認定をあげるのも容易ではありませんし、認知症が思いの外早く進んでしまっても、受け入れてくれる施設がすぐ見つかるとは限りません。
遠く離れて同居するのも難しい現実世界で、見守りカメラ(ネットワークカメラ)をうまく利用して、介護中の親の動向を見守るのも一つの新しい介護方法なのかもしれませんね。
お家にいるペットや、子供のお留守番が心配な人にもスマホですぐに様子がわかる見守りカメラは非常におすすめです。
特にこの猛暑では、家で倒れてないか心配になりますし、ぜひ見守りカメラを導入して安心を買いましょう。