
By: Oleg Sidorenko
乳腺炎になったときのことを書いていきます。
私は上の子のときも、下の子のときも、乳腺炎になりました。
驚きの乳腺炎の原因とは?!
乳腺炎とは
乳腺炎とは、おっぱいの乳腺に母乳が溜まって詰まってしまい、痛みや発熱などを起こすことを言います。
乳腺炎の原因は、生活習慣によるものや、体質などさまざまです。
母乳育児中の4人に1人は乳腺炎になると言われています。
「自分は大丈夫だろう。」と思っていると、ある日胸が痛い、なんてことが起こり得ますので、乳腺炎になる前に気をつけておくに越したことはありません。
乳腺炎の原因、7つ
乳腺炎の原因は、いろいろあります。
- 母乳過多な体質
- コレステロール値が高い体質
- 食生活
- ストレス、睡眠不足、体調不良
- 肩こり、体の緊張、胸の圧迫
- 授乳のタイミング
- 赤ちゃんの飲み方
人によって原因はそれぞれで、複数原因が当てはまることもあります。
母乳過多な体質
母乳分泌を促進するホルモン量が多い人は、母乳分泌過多になりやすい傾向にあります。
何もしなくても母乳があふれんばかりに出る、という人です。
母乳分泌過多は、乳腺炎になりやすいので、気をつけなければなりません。
コレステロール値が高い体質
母乳は血液からできています。
コレステロール値が高いと、血液がドロドロになって、血管がつまりやすくなります。
つまり、母乳の流れも悪くなって、乳腺もつまりやすくなるのです。
食生活
脂分の多い食べ物や甘いものを取りすぎると、コレステロール値が高くなります。
コレステロール値が高いと、乳腺がつまりやすくなるので、要注意です。
「乳腺炎の原因が食事だ、ということに科学的根拠はない。」という人がいます。
確かに、何を食べても乳腺炎とは無縁の人もいれば、何を食べても乳腺炎になりやすい人もいます。
私一個人の経験上では、食後におっぱいが張ることが何度もあったので、何かしら食事は影響を与えていると思っています。
ストレス、睡眠不足、体調不良
「ストレスは万病の元」とも言いますが、なぜ泣いているかもわからない赤ちゃん相手に、ストレスのないお母さんはいないでしょう。
また、赤ちゃんの世話を昼夜なくしているお母さんにとって、睡眠時間の確保は難しい話です。
しかし、ストレスと睡眠不足は、乳腺炎の原因になりえるのです。
体調不良も乳腺炎によくありません。
赤ちゃんと一緒に昼寝をしたり、周囲に協力してもらって一人の時間を少しでも持ってストレス発散したり、無理しないようにしましょう。
肩こり、体の緊張、胸の圧迫
肩こりや体の緊張は、血行が悪くなり、母乳もつまりやすくなります。
私は、試しに”昔ながらのおんぶ紐”を使ったことがあるのですが、胸が圧迫されてしまって、乳腺炎になりかけたことがあります。
胸を圧迫したり、肩こりなどで血行が悪くなるのは、よくないですね。
赤ちゃんの飲み方
”添い乳”は、乳腺炎の原因となります。
お母さんと赤ちゃんが添い寝をしながら授乳することが”添い乳”ですが、私には、夜間授乳にはなくてなはならないものでした。
しかし、
- 赤ちゃんのくわえが甘くなりがち(浅飲みになりがち)
- 乳腺が折れ曲がってしまう
- いつも同じ体勢になる
という理由により、乳腺炎になりやすくなってしまうのです。
いつも同じ姿勢で授乳をしていると、乳腺は360度まんべんなくおっぱいにはりめぐらされているので、あまり飲まれない方向の乳腺に飲み残しができて詰まってしまう恐れがあります。
授乳のタイミング
授乳時間の大きな変化は、乳腺炎の原因となりえます。
- 1日8回授乳していたのに、いきなり6回に減って、そのままのペースになった
- 3時間おきの授乳が、6時間あいた
- 朝まで起きずに寝れた
なんてことは、母乳育児中はよくありがちだと思います。
私も「5時間くらい寝れたのは良いけど、おっぱいが張って痛い。」とか、
「6時間くらい急に空いてしまって、おっぱいが張る。」とかよくありました。
私が乳腺炎になった原因、経験談
私が2人目のときに、気をつけていたのにも関わらず乳腺炎になった主な原因は、
- 授乳時間があき始めた(1日の授乳回数が減っていった)
- 添い乳
の2つでした。
一番辛かったのは、1日の授乳回数が減っていったことです。
赤ちゃんの成長はめざましく、特に最初の1年は、「昨日できなかったことが今日できる。」の日々。
生後6ヶ月、離乳食を開始したころから、授乳回数が減っていき、1ヶ月内で8回→7回→6回と急に減っていったのがいけませんでした。
自分の母乳の分泌量が減らないまま、授乳回数が減っていったので、母乳過多で乳腺炎になったのです。
赤ちゃんに「いつまでもおっぱい飲んでてね。」とは言えず、減らしていかないといけないので仕方がないのですが。
母乳の分泌量が減る→授乳回数が1回減る→母乳の分泌量が減る→・・・
と、うまいペースで減らしていけるのが理想ですね。