
By: Conal Gallagher
前回(>>こちら)に引き続き、子乗せ電動アシスト自転車について書いていきます。
今回は、やっと本題の「ラフィーニL」の使用レビューです。
26インチ子乗せ電動自転車のヤマハ「ラフィーニL」の使い心地は?!
子乗せ電動自転車「Raffini L」の使用レビュー
私が乗っているのは、ヤマハの「ラフィーニL」2013年モデルです。
2013年の年末に購入したので、使用し始めてもう3年半くらいになります。
最初の頃の自転車の様子はこんな感じ。
娘が写ってますが、2歳前後だったかと。
サイズ感がお分りいただけるでしょうか。
子どもが小さくて後ろ乗せチャイルドシートに隙間が空きまくりで危なく感じたので、サイズ調整パッドを使っていました。
使い始めの感想
「電動アシスト自転車は、原付バイクじゃなくて、あくまで自転車!
楽なイメージがあったけど、結局は自転車だから自分でこぐ必要がある。
普通に疲れる。」
でした。
まぁ、当然といえば当然なんですけどね。
電動アシスト自転車って、何かもっと楽なイメージだったんですけど、意外と?疲れます。
というか、普通に疲れます。
子どもを乗せてだからなので当然といえば当然なのですが。
ごく稀に子どもを乗せずに1人で電動アシスト自転車に乗ると、すごく軽く感じます。
漕ぎ始め
乗り始めは、特に漕ぎ始めに戸惑いました。
あの電動アシスト自転車特有の、サドルにまたがったまま漕ぎだすことが、案外「えーっと、危ないからまたがって、、、ペダルを踏む!、、、少し最初は重いけど、アシスト来た!」
と毎回やってた気がします。
すぐ慣れましたが。
登り坂
登り坂を漕ぐには、電動アシスト自転車はとっても素晴らしい乗り物ですね!
普通の自転車なら立ち漕ぎしないとダメな上り坂も、電動アシスト自転車なら、アシストの力で立ち漕ぎせずに登ることができます。
子ども乗せながら立ち漕ぎは危なくて無理ですしね。
立ち漕ぎするとわかるのですが、立ち漕ぎってかなり左右に自転車を振りながら登るんですよね。
なので、立ち漕ぎは子ども乗せながらは危ないと思うのです。
どんな急坂でも登れるか?
という疑問は、実体験からお答えすると、
「あまり急すぎたり、搭載重量が重いとアシスト力不足で登れない。」
です。
急坂をよく子ども2人乗せて登るのですが、アシストはあくまでアシスト。
アシスト強、ギア最弱にしても子ども2人乗っているとギリギリ。
「アシスト?何それ。めっちゃキツイんだけど。」
が本音。
後ろにウィリーしそうな感覚を覚えることもありつつ、前傾姿勢で漕ぐのに必死です。
急坂も子ども1人ならまだ登れます。
普通の?ある程度の登り坂なら2人でも大丈夫です。
普通自転車でも降りて歩くような壁か?というような急坂は、おそらく子ども1人でも無理だと思われます。
(近くにそういう急坂があるけど危なすぎて試してません。)
子ども2人乗せた状態で降りて歩いたこともあるのですが、何せ子ども2人乗せた自転車ってめっちゃ重い!
二輪車って走ってないと安定しない乗り物ですが、本当、その通りですよ。
あんな重いものおしながら急坂歩いて登るのは、一度で充分、というか、怖かった。
今後降りておすなら、せめて上の子を降ろさないとダメですね。
なので、キツくても頑張って乗った状態で登るのがまだ安全だと実感した次第です。
後付け前乗せチャイルドシートを付けてみた
下の子が一歳になった頃、後付けの前乗せチャイルドシートを付けました。
こんな感じです。
ものすごく重装備感が半端ないです。
私が前乗せチャイルドシートを付けたのですが、初めてこの姿を見た旦那は三度見くらいしたそうです。
車ならアルファードとかの大型車でしょうか。
自転車だけで重いです。
チャイルドシートの足元にかかっているのは、レインカバーの下部分です。
風除けの役割もあるので、基本つけっぱなしです。
使っているレインカバーは、「ハレーロ」です。
乗ってみるとこんな感じ。
旦那に撮ってもらいました。
この当時は、後ろに乗っている上の子が4歳、前に乗っている下の子が1歳前半でした。
前乗せチャイルドシートがあっても視界が遮られないのが、頭の位置でお分かりになるでしょうか。
案外下の位置に前乗せチャイルドシートがあります。
当然漕ぐ時に太ももが当たるのですが、元々外股で漕いでいたのか、そこまで気になりません。
後付け前乗せチャイルドシートの注意点
後付け前乗せチャイルドシートには一つ注意点があると使ってみて思いました。
それは、
前に乗っている子どもに、操作パネルをいじられる!
です。
ちょうど前に乗っている子どもの手の届く範囲に操作パネルがあるんです。
なので勝手に操作されてしまうことがあって、困ったことがありました。
まだ走行中にいきなり電源を切られることはありませんが、これからが怖いところです。
何かカバーが必要かな。
でもそんな操作パネル保護カバーなんて、どこ探しても売ってなさそう。
あと、子どもがハンドルを握ってくれるので、ちょっと邪魔です。
これはご愛嬌の範囲ですが。
子ども2人を乗せるのは、思った以上に重い
上の子の時はなんとも思わなかったのに、下の子が一歳過ぎて子ども2人を乗せるようになって、重さと不安定さを感じるようになりました。
すごい気をつけていないと、すぐ倒れてしまいそうな感じです。
今は、子ども2人を乗せて自転車に乗る頻度が減って週1回あるかないかくらいなので、まだなんとかなっています。
が、これが毎日なら、26インチじゃなくて小型自転車の方が良かったなと思いました。
乗車適応身長(>>こちら)の兼ね合いもありますし、小柄な方や力に自信がない方には、ぜひ20インチくらいの小型自転車をオススメします。
(ちなみに私は163cmです。)
そして倒れた
ある日、何も考えずに子ども2人乗せて買い物に行った時のことです。
何かの帰りで元々荷物があったのに、買い物でさらに荷物が増え、積載量を超えてしまったのか、止まった時に自転車を支えきれずに倒れてしまったことがあります。
上の子1人の時には無かったことです。
非常に危なかったですが、かなりゆっくり倒れたことと、子どもたちはヘルメットをしていたこと、カゴの荷物で前に乗っていた子は地面に着かなかったことなどが幸いして大事に至りませんでした。
が、本当、肝が冷えました。
しかも重過ぎて自分で自転車を起こすことも難しく、復旧が大変でした。
当然のことながら、積載量は守りましょう。
特に子どもを2人乗せている時は気をつけましょう。
この一件以来、どれだけガソリン代を節約したいと思っても、子ども2人を連れて買い物に行く時は歩きか車を使うようにしています。
カゴカバーは便利
カゴカバーを使っていますが、なかなか便利です。
いつもこのカゴカバーの中に、子どもヘルメット2つ、レインカバー2つが入っています。
買い物に行く時に、いつもヘルメットをどうしようか悩みだったんですよね。
開け口が二箇所あるので鍵をかけるのは難しいですが、むき出しでヘルメットを置いておくよりかは良いかと思っています。
自転車の使用頻度が毎日の時は、急に雨が降ってくることもしばしばあったので、入れっぱなしにできるのは本当助かりました。
バッテリーの持ちはどうか
「ラフィーニL」2013年のバッテリーは、リチウムイオン、容量8.9Ahです。
補助走行距離は37km、充電時間は4、5時間です。
毎日乗っていた時は、子ども2人乗せて往復で15分くらい×2回。
それでだいたい一週間か10日間に一回くらいの充電頻度だったと思います。
すみません、あまり覚えてなくて。
子ども1人の時に比べて頻度高いなと思った記憶はあります。
子ども1人乗せの時は、もっと持っていたと思います。
だいぶ使って、やっと充電必要なのねって程度でした。
月一くらいだったかな??
坂を登るか、降るか、アシスト力をどれくらい使うかによってもバッテリーの持ちは変わってきますので、本当参考程度です。
引っ越して急坂を子ども2人乗せて登るようになったのですが、急坂を登っているとすごい勢いでバッテリーが減ります。
なので自転車の使用頻度は減ったはずなのに、バッテリー充電の回数はあまり変わらない感じです。
充電時間が4、5時間もかかるので、バッテリーを持ってきたらすぐ充電を開始しないと使おうとした時に充電が完了してない恐れがあります。
今は改善されて2017年モデルだと2、5時間とか3、5時間とかなので羨ましい限りです。
まとめ
引っ越す前は毎日使っていた「ラフィーニL」ですが、引っ越してからは週1使うくらいになっています。
それでも、「駐車場がないところ」や「歩いて行くには微妙に遠いところ」に行く時にかなり重宝しています。
しかし、思えば高い買い物でした。
電動アシスト自転車そのものも10万円超えですし、チャイルドシートもメーカー純正品なら小1万。
レインコートやレインカバーなどを買い揃えていって、トータルで15万円くらいかかっているんじゃないかと思います。
子持ちの友だちが購入するのを躊躇して車と歩きで頑張っていますが、その気持ちはとってもよくわかります。
子乗せの電動アシスト自転車が必要かどうかは、周りの環境次第というのもあるかと。
うちは幼稚園が歩いて行くには微妙な距離&駐車場がないので、「ラフィーニL」がなかったら下の子抱えて大変だったと思います。
実際に下の子が1歳になる前は自転車が使えず、数ヶ月大変でした。
そういえば、子ども2人にプラス3人目を抱っこして走行している方をたまに見ますが、抱っこしながらの自転車走行は違反だそうです。
おんぶならOKらしいので、やむおえない事情で赤ちゃん抱えて自転車に乗る時は、抱っこじゃなくておんぶにしましょう。
それでも最近の多機能抱っこ紐は、おんぶすると赤ちゃんの位置がかなり下の方にくるので、赤ちゃんの足が後輪に巻き込まれないか心配ではあります。
昔のおんぶ紐は赤ちゃんの位置がかなり上にくるのでその心配はなさそうですが、昔ながらのおんぶ紐って、肩に肩紐が食い込むんですよね。
あるとかなり便利な電動アシスト自転車、私にはなくてはならないものです。