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久々に更新。
私が2人目妊娠中に切迫早産で入院した時の話です。
32Wくらいで定期的なお腹の張りがおさまらずに緊急入院することになりました。>>緊急入院編
今回は、その続きです。
「マグセント」を「マグミット」と表記していたことをご指摘いただきました。
(ご指摘ありがとうございました。)
マグミットは便秘のための薬で、切迫早産のための薬はマグセントが正しいです。
謹んでお詫びしつつ修正させていただきました。2018.8.2
入院したばかりはまだ良かった
早朝の緊急受診で、NST(ノンストレステスト)で7〜8分間隔でお腹の張りが続く状態。
緊急入院することになりました。
入院したばかりの時は、張り止めのウテメリンもまだ耐えうる程度で、
多少動悸や手が震える、若干気持ち悪いかもって程度でした。
なので、
「上の子の世話から解放された!(イヤイヤ期で持て余していた。)三食昼寝付き万歳!」
と気分を盛り上げていました。
看護師さんも「症状が良くなったら帰れますからね。」と励ましてくれて、
2週間くらいで家に帰れるかなー、なんて呑気に構えていました。
だって、家にいる時より全然動かないし、寝てばかりいるんですもの。
当然安静にしていれば良くなると考えます。
10日間くらい入院したけれど
腕には点滴。張り止め薬です。
毎朝NSTでお腹の張りがどれくらいかを確認。
入院中は安静にするのが目的なので、動き回ることもできずに寝転がるのみ。
症状がおさまれば張り止め薬の濃度?は少なくなり、
お腹の張りが悪化すると、張り止めの量が増える。
張り止めの量が増えると、当然副作用はキツくなるわけです。
最初は、持って来てもらった手芸セットで、子供の保育園グッズを手縫いしたりしていました。
毎日のように夕方お見舞いに来てくれる旦那と上の子。
和やかな入院生活を送っていたのですが。。。
なぜか、お腹の張りがおさまらない。
ずーっと寝たきりで安静にしているのに、おさまらない。
張り止めウテメリンの量は増える一方。
1週間して、10日間くらい経って、ついに限界値まで上げられてしまいました。
入院先にはNICUがなかった
緊急入院したかかりつけの総合病院は、NICUがありませんでした。
総合病院だから当然NICUあるものだと決めつけていたので意外。
お医者さん曰く、
「これ以上症状がおさまらない場合は、違う薬を使用する必要がある。
しかし、その違う薬を使うには、NICUのある病院でないと使用できない。」
とのこと。
その違う薬でもおさまらない場合は産むしかなくなりNICUが必要なるから、らしい。
私は上の子の出産は、夜中に陣痛が来て、早朝産みました。
この入院中も夜にお腹の張りの波が強くきていました。
緊急入院が決まったのも早朝。
お医者さんは悩みに悩んだ末、
「もしも、が今晩あると困る。
その時慌ててNICUのある産婦人科を探すよりは、今のうち転院しよう。」
と決断。
NSTの良くない結果を見て、お昼過ぎにお医者さんは苦渋の決断をしました。
私は、慌てて旦那、両家親に連絡。
お医者さんが電話で問い合わせて、系統病院でもなんでもないNICUのある総合病院が受け入れてくれることになりました。
切迫早産が悪化して、転院する時の移動方法
絶対安静の入院患者を転院させる時、どのように移動するか移動方法をご存知でしょうか。
「どうやって移動するんだろう、自家用車?」と呑気に思っていた私。
正解は、
救急車です。
知りませんでした。
絶対安静の私、救急車に運ばれて転院先の病院に行きました。
皆様の貴重な税金使いました。(お辞儀)
夕方、急いで駆けつけた旦那と上の子。
救急車の隊員の方々が病室に到着し、少し騒然となりました。
いや、えーっと、トイレくらいは歩いていますが、、、車椅子とかじゃなくてストレッチャーですか。。。
救急車のストレッチャーって、床からの高さがすごいありますね。
しかも横幅が狭いもんだから少し怖かったです。
あと、寝ながら移動は、周りの景色がわからないので、これも少々の恐怖を覚えました。
移動中、救急隊員の方に
「一応お聞きしますが、なぜ今回救急車を呼びましたか。」(という趣旨の質問)
と聞かれ、
「あ、えーっと、いや、産まれちゃいけないのに産まれそうだから、、、?」
と間抜けな返事をする自分。
お医者さんが説明したと思うんですが、一応本人確認が必要らしい。
救急車の同伴定員は1名なので、旦那と上の子は自家用車にて移動です。
転院先へ移動
しっかりと「ピーポーピーポー」と救急車のサイレンを鳴らされながら転院先へ移動します。
いや、えーっと、そこまで緊急ではないので、サイレン無くても良いんですけど、とも思ってみたり。
(搬送中はそりゃ鳴らすでしょうよ。)
これも意外だったんですけど、救急車の同伴者はお医者さんでした。
あなたが来るのかい。(心の本音)
封筒を手に持っていたので、診察記録とかを手渡して症状を転院先のお医者さんに伝えるために同行してくださったようです。
あとで疑問に思ったことは、
「お医者さんはどうやって元の病院に戻ったんだろう?」
多分点滴台を転院先で付け替えたので、点滴台とともに元の病院に救急車で戻ったのでしょうか。
救急車って、お医者さんをお届けしてくれるんだろうか。
それともタクシーで点滴台とともに帰還したんでしょうかね。
これは今でも謎です。
転院先で通されたところは、なんと分娩室。(陣痛室なしの病院)
いや、だからまだ産まないですってば。
おそらくは引き継ぎを終えた新たなお医者さん登場。
診察の結果、薬は増えるけど、まだ産まれないよ、とのこと。
良かったー!
新たなる薬、マグセント登場
しかし、新たなる薬、マグセントの登場です。
この薬は、ヤバいです。
ウテメリンの副作用なんて可愛いもんですよ。
(点滴の管には2、3点滴剤を入れる場所があって、ウテメリン投与中に、新たにマグセントも増えたカタチ。)
なんでも全身の筋肉の緊張をゆるめるお薬で、子宮の筋肉の収縮もゆるめましょうってことらしいんですけど、
心臓も何もかも筋肉で動いているので、マグセントを投与しすぎると、、、。
そんなに危険なもの、お腹の中に赤ちゃんいますけど大丈夫なんでしょうかと不安ですが、
33Wかそこらで生まれるよりはマシなんでしょう。
副作用もすごいしんどいし、2日に一回血液検査して血中濃度を調べないといけないし、
毎回トイレに行くたびにおしっこの量を計らないといけないし、
本当に転院してからは地獄のようでした。
(腎臓への副作用もあるため、おしっこの量を計らないとダメらしい。)
でも、病院施設やもろもろは転院先の方が充実していて、
「2日に一回シャワー浴びても大丈夫ですよ。絶対安静なので車椅子でシャワー室までお連れしますね。」
って言ってもらえたのはビックリしました。
転院前は10日間くらい一回もシャワー浴びさせてもらえなかったんですよ。
頭がかゆいし全身じっとり。
だけど、症状は悪化しているのにシャワー浴びて良いとか、どういうことでしょう?!
その他、転院前の病院と転院後の病院を比較していろいろと思うところがあり、
その辺も含めつつ、続きは、次回へ。